Transfer Settingsを自動的に選択する

** 概要 [#uf7caf50]
- ローカルPCでファイルを編集して、リモートサーバのプロジェクトディレクトリにアップロードする作業を行うのに、自動同期機能を使ってアップロードしたい。
- だが、ローカルPC上の特定フォルダ・ファイル(例えば.svnフォルダや画像ファイル)は自動同期の対象から外したい。
- このような場合に、Transfer Settingsで特定フォルダ・ファイルを指定して、かつそのTransfer Settingsが自動的に選択されるようにする。
- ローカルPCとリモートサーバの対象パスは以下の通り。
-- ローカルPC: C:\Users\taro\Documents\myapp以下
-- リモートサーバ: /var/www/example.com以下
--- リモートサーバIPアドレス: 192.168.100.1

** 手順 [#d3296311]
- WinSCPを起動して、メニューの"Options"→"Preferences"を選ぶ。
- Preferencesダイアログが開くので、左ペインの"Transfer"→"Presets"を選び、"Add"ボタンを押下する。
- Edit transfer settings presetダイアログが開くので、以下のように設定する。
-- Preset description: example.com-preset
-- Other
--- File mask: *.php; *.html; *.txt; */ | .svn/
-- Automatically select this preset when: チェックを入れる
-- Autoselection rule
--- Hostname mask: 192.168.100.1
--- Username mask: 空
--- Remote directory mask: /var/www/example.com/
--- Local directory mask: C:\Users\taro\Documents\myapp\
--- フォルダ指定では最後を/(または\)で終わらせる事。
- "OK"ボタンを押下して、ダイアログを閉じる。
- Preferencesダイアログの右ペインの一番下"Options"にある"Show announcement when transfer settings preset is autoselected"はチェックを入れておく方が警告が出るので分かりやすい。
- "OK"ボタンを押下して、ダイアログを閉じる。

*** 補足 1 [#k97af238]
普通に接続するセッションとは別に、自動同期専用のセッション設定を作っておくと便利が良い。以下のように作成する。
- WinSCPを起動して、メニューの"New Session"を選ぶ。
- Loginダイアログが開くので、対象のセッションを選択し、"Edit"ボタンを押下する。
- 左ペインの"Environment"→"Directories"を選び、以下のように設定する。
-- Synchronize browsing: チェックを入れる
-- Remember last used directory: チェックを外す
-- Remote directory: /var/www/example.com
-- Local directory: C:\Users\taro\Documents\myapp
- "Save"ボタンを押下する。
- ダイアログが開くので適当なセッション名を入力して"OK"ボタンで保存する。

*** 補足 2 [#x540e123]
ツールバーに現在選択されているTransfer Settingsが表示されるので、ここで確認しつつ作業を行う。

** 参考 [#ze3bc9a4]
http://winscp.net/eng/docs/ui_transfer_preset

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