Transfer Settingsを自動的に選択する

概要

  • ローカルPCでファイルを編集して、リモートサーバのプロジェクトディレクトリにアップロードする作業を行うのに、自動同期機能を使ってアップロードしたい。
  • だが、ローカルPC上の特定フォルダ・ファイル(例えば.svnフォルダや画像ファイル)は自動同期の対象から外したい。
  • このような場合に、Transfer Settingsで特定フォルダ・ファイルを指定して、かつそのTransfer Settingsが自動的に選択されるようにする。
  • ローカルPCとリモートサーバの対象パスは以下の通り。
    • ローカルPC: C:\Users\taro\Documents\myapp以下
    • リモートサーバ: /var/www/example.com以下
      • リモートサーバIPアドレス: 192.168.100.1

手順

  • WinSCPを起動して、メニューの"Options"→"Preferences"を選ぶ。
  • Preferencesダイアログが開くので、左ペインの"Transfer"→"Presets"を選び、"Add"ボタンを押下する。
  • Edit transfer settings presetダイアログが開くので、以下のように設定する。
    • Preset description: example.com-preset
    • Other
      • File mask: *.php; *.html; *.txt; */ | .svn/
    • Automatically select this preset when: チェックを入れる
    • Autoselection rule
      • Hostname mask: 192.168.100.1
      • Username mask: 空
      • Remote directory mask: /var/www/example.com/
      • Local directory mask: C:\Users\taro\Documents\myapp\
      • フォルダ指定では最後を/(または\)で終わらせる事。
  • "OK"ボタンを押下して、ダイアログを閉じる。
  • Preferencesダイアログの右ペインの一番下"Options"にある"Show announcement when transfer settings preset is autoselected"はチェックを入れておく方が警告が出るので分かりやすい。
  • "OK"ボタンを押下して、ダイアログを閉じる。

補足 1

普通に接続するセッションとは別に、自動同期専用のセッション設定を作っておくと便利が良い。以下のように作成する。

  • WinSCPを起動して、メニューの"New Session"を選ぶ。
  • Loginダイアログが開くので、対象のセッションを選択し、"Edit"ボタンを押下する。
  • 左ペインの"Environment"→"Directories"を選び、以下のように設定する。
    • Synchronize browsing: チェックを入れる
    • Remember last used directory: チェックを外す
    • Remote directory: /var/www/example.com
    • Local directory: C:\Users\taro\Documents\myapp
  • "Save"ボタンを押下する。
  • ダイアログが開くので適当なセッション名を入力して"OK"ボタンで保存する。

補足 2

ツールバーに現在選択されているTransfer Settingsが表示されるので、ここで確認しつつ作業を行う。

参考

http://winscp.net/eng/docs/ui_transfer_preset


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